アトピーのリバウンド

カテゴリー:整体ブログ 公開日:2010年10月05日

脳幹を整えて自律神経&女性ホルモンのバランスを整える大阪堺市/整体院エール 木村です。

こんばんは!^^

リバウンドは好転反応?

本日ご来院となりましたHさん。

前回、彼から大変貴重なご意見を頂きましたm(_)m

彼は当初、今年の春頃にアトピーのかゆみで来院されたんですが、
2度来られただけで、3度目の予約時に待てど暮らせど来ず・・・

アトピーや膠原病でキツイお薬を長期に処方されている方に多いのですが、
施術後、一時期、炎症や痛みがきつくなってしまわれるケースが多々あります。
初診時に、これらの*ケースを説明していたんですが・・・

やはり、2度目に来院された時には少し発疹がひどくなってしまわれたので、
おそらく2度目の施術後、さらに反応が強く出てしまって不安で来られないんだろうなぁと、
当時、腹をくくって諦めていた事を、今でもよく覚えておりました。

そんな彼から、久方ぶりにご予約の依頼があったものですから、
急に来られなくなった訳が知りたくて、思わず聞いてしまいました。

スルーすればいいものを・・・ ホント、すいません(><)

わたくし
「急に音沙汰なくなってしまわれたのは・・・?」

Hさん
「実はあれから顔がパンパンに腫れて、体はジュクジュクになって緊急入院したんです」

わたくし
「そうでしたか」

Hさん
「はい、だから連絡も出来ませんでした」
「でも、1ヶ月はつらかったんですが、その後はめちゃくちゃ楽で夜もぐっすり眠れるんです」
「今思えば、先生が仰った好転反応だと思うんです」

わたくし
「でも、施術すればそこまでにはならないでしょうが、また出るかもしれませんよ」

Hさん
「覚悟は出来てますので、また、よろしくお願いします!」

ステロイドを塗りこんでいなければ、リバウンドが起こる可能性はかなり低いはず。
ほとんどの場合、そのまま発疹が引いていくケースで改善されています。

重度アトピー患者さんは、アトピー性皮膚炎ではなく、

長期のステロイド塗布により、酸化コレステロール皮膚炎に

なっているように思われます。

そして、酸化コレステロールが体外に排出されていく時、
激しいかゆみや浸出液を伴うリバウンドが起こります。

アトピーとステロイドとリバウンドについて免疫学の最前線で活躍されている
新潟大学大学院医歯学総合研究科の安保 徹教授の著書「 医療が病を作る」より抜粋して紹介します。

アトピー性皮膚炎の患者さんが皮膚科を受診すると、
多くの場合にステロイド外用剤が処方されます。

その患者さんが特に副腎機能の低下でステロイドホルモン欠乏症になっているわけでもなく、
ステロイドホルモンの副腎から皮膚への移行が悪くなっているわけではないのですが、
アトピー性皮膚炎治療のガイドラインにも掲げられているように、現状では対症療法として最も汎用されています。

しかし、アトピーの体質改善をすることなくステロイド外用剤を続けた場合に発疹の増強が起こり、
ステロイド外用薬の増量を強いられるという状況に陥る患者さんも多いです。

過剰に生じた酸化コレステロールの排泄には困難が伴います。

特に、外用薬として生理濃度を超えて体内に入ったステロイドホルモンは、
組織内に停滞して酸化コレステロールに変性していきます。

酸化物質は組織を交感神経緊張状態にし、血液のうっ滞と顆粒球増多を招きます。
顆粒球は組織に浸潤しびっしりとすきまのない炎症を引き起こすことになります。

これがアトピー性皮膚炎から酸化コレステロール皮膚炎への移行です。
この移行はステロイド外用剤を使用し始めてから数ヶ月から数年で起こります。

このような酸化コレステロール皮膚炎を鎮めるために、もしステロイド外用剤を使用するとすれば、前よりもさらに多量の外用薬を使用しなければならなくなります。

これが患者さんが経験するステロイド使用時のステロイド増量のメカニズムです。

ステロイドを減量できないばかりか、増量しないことには酸化コレステロールを中和できない状態で、完全なステロイド依存症といえます。

ステロイドの離脱には激しいリバウンドを伴います。

ステロイドの使用期間が長い患者さんほどリバウンド反応も強く生じますし、離脱期間も長くなります。

膿とともに酸化コレステロールが体外に排出されてくのです。

このメカニズムは皮膚の沈着した酸化コレステロールが激しい交感神経緊張を引き起こすためにのものです。

全身反応である交感神経緊張は血圧上昇、皮膚炎の悪化、肝障害、
腎障害、白内障、網膜剥離、ついには多臓器不全を引き起こす力をも持っています。

従って、長い間ステロイドを使用してきた患者さんの離脱は全身症状に注意が必要です。
長い間に皮膚に沈着した酸化コレステロールが皮膚の落屑とともに体外に排出されるのを待つことで、数年間の沈着をすべて排出させるには少なくとも数ヶ月は要するでしょう。

(安保 徹著「 医療が病を作る」より引用)