子供の顎(ガク)関節がキケン!!

カテゴリー:整体ブログ 公開日:2019年08月24日

こんにちは
脳幹を整え自然治癒力を高める整体院
大阪/堺のバランス整体院エールの木村です。

 
先日、あるセミナーに参加していた時のこと、教壇に立っていた歯科の先生が発表されたことがちょっとショックだったので、そのことについて綴ってまいります。
 

子供の顎(ガク)関節がキケン!!

 
口がポカンと開いたまま、、、
鼻で呼吸ができない、、、
上手に噛めない、、、
上手く飲み込めない、、、
 
もし、お子さまやお孫さまに、
そのような症状が目につくようなら、
念のため、顎関節を診てもらって下さい。
 
 
そのセミナーで女医さんが、
 
「本来、顎関節というものは経年劣化によって変形するのですが、今のお子さまは幼いながらにしてすでに顎関節がおかしい形の子が非常に多いんです!」
 
このことが何を意味するかと言いますと、
上下の歯の噛み合わせが乱れて良く噛めなくなると、
運動能力や感覚能力のみならず、記憶、思考、意欲まで落ちてしまう場合があります。
 
また子供のうちに顎関節症になってしまうと、
顎が歪んだ形のまま、頭蓋骨も成長するということです。
 
顔は左右対称ではなくなり、
顎や頭の痛みを訴えるかもしれません。
 
そして何より、大人になってから治そうとしても、
顎の骨自体が変形してしまっているため治せません!
 
我々の業界でも、
顎関節は肩甲骨と骨盤と密接な関わりを持つ部位と位置付けているため、
非常に重要視しているところです。
 
上部頸椎や骨盤調整をして体が整わない時なんかは、
顎関節の調整をすることで整うことが多々あります。
それだけ大切な関節です。
 
そんな大事な関節が、
幼少期から変形しているというのです。
 
なぜ、幼少期にすでに顎関節が変形するかと言いますと、、、
 
頸椎2番3番が後ろに反ってしまう抱っこを生後3ヶ月未満でやってしまうから。
 
 
本来、生後3〜4ヶ月までに首が座ります。
つまり、首の前方カーブがこの頃に形成されるのですが、
それまでの新生児期までは、背骨の後方カーブをしっかり形成してやらないといけません!!
 
なぜなら寝ているときも抱っこのときも背骨の後方カーブを保ってあげれば、
首が座る時期に、キレイな首の前方へのCカーブが形成されるのです。
 
 
 
ところが、3ヶ月未満の赤ちゃんを抱っこ紐なんかでタテ抱きしてしまうと、
背骨の後方カーブが形成されにくくなりますし、どうしても抱っこ紐の形状から赤ちゃんは首を反らすようなカッコになってしまいます。
 
つまり、背骨の後弯Cカーブが少ない形状のところに、
頭を後ろに反らすわけですから、モロに頸椎2番3番が反ってしまうのです。
 
そして、頸椎2番3番は顎関節と連動しているため、
そこが過剰に伸展した状態になると顎関節に圧が生じ、
結果として顎関節に
歪みが生じてしまいます。
 
骨がまだしっかり形成されてない時期に顎関節に圧がかかるわけですから、
老化せずとも容易に骨が変形するということなんです。
 
これ、めちゃくちゃ恐ろしいことですからね!!
 
「生後3ヶ月までは外に出さない!」
 
・・・
 
昔から言われることにはちゃんと意味がありますね。ホントに。。。
 
 
もし、あなたのお近くに生後間もない赤ちゃんがいるご家庭があるのなら、このこと教えてあげてくださいね。
 
そしてもし、小さいうちから頭痛や肩こり、運動音痴、記憶力低下、集中力低下、意欲低下が顕著なら一度、歯科で顎関節を診てもらってはいかがでしょうか?
 
まだ小さいうちなら、仮に変形していたとしても治せる方法がきっとあるはずです!
子供さんの将来のため、しっかり見守ってあげてくださいね。